
FXとはそもそも何?
お金についてのコラム
自動売買は文字通り自分に代わってトレードを代行してくれるシステムのことで、システムトレード(略してシストレ)とも呼ばれます。 裁量取引はトレーダーが自分のタイミングで売買ボタンを押して取引するのに対し、自動売買(システムトレード)とは、決まったルールに従って自動でシステムが取引を行ってくれます。 あらかじめ設定しておいたプログラムによって取引が行われるため、仕事中や就寝中、遊んでいる最中でも取引チャンスを逃すことがありません。 もちろん、自動売買のサービスを利用しているとその分だけコストがアップするデメリットもあります。 やみくもに自動売買を始めるのではなく、手数料や勝率・利益率なども考慮して、自分にあったサービスを決める必要があります。
FXの取引方法には通常の取引(裁量取引)と自動売買(システムトレード)の2種類があります。
裁量取引(通常の取引):トレーダー自身が取引を行うこと
自動売買:取引を自動売買のシステムに任せること
自分自身でトレードをする場合は常にチャートを見ている必要がありますが、米国株の取引時間が深夜帯であることから、寝ている間に絶好の買いタイミングを逃してしまうことも考えられます。 また、人間の判断に基づくという問題点もあります。 「感情」「気持ち」といった人間だからこそ持っている論理的ではない要素が入る余地があることによって、「本来なら損切りをするべき局面なのに、損切りができなくてズルズルとポジションを持った結果、大きな損失を出してしまった」ということもあります。 しかし自動売買だと、「為替レートが〇まで下がったら買う、〇まで上がったら売る」などという一定の取引ルールを設定しておくことで、相場の変動に応じて自動で注文を成立させることが可能です。 24時間パソコンに張り付く必要がなくなるため、普段は仕事で忙しいサラリーマンであっても副業としてFXを続けることが可能になります。 人間の感情が入る余地がないため、損切りのタイミングに迷うことはありません。 ルールで設定した数値に達したら機械的に損切りしてくれるのは、初心者にとっては大きなメリットです。 だからといって「自動取引が最適解」というわけではないことに注意しましょう。 人間の意志とは無関係に取引を繰り返すことで自動的に利益を追求できる反面、知らない間に損失が拡大している可能性もあります。 あくまでルールに沿って取引を繰り返すので、損失が拡大しても柔軟に取引内容を変更できない点が欠点です。 裁量取引と自動売買の良いところ・悪いところを整理して、どちらも使いこなすことが理想です。 次の項では裁量取引のメリット・デメリットについて解説しています。 自動売買にはない特徴をつかみ、取引の参考にしてみてください。
通常の取引(裁量取引)のメリット
通常の取引(裁量取引)のメリットは、相場の状況に合わせた柔軟な取引が可能である点です。
たとえば相場の急変が自分にとってチャンスと見れば売買数量を増やすことで爆益を狙うこともできますし、逆に売買数量を減らすことで損失を減らすこともできます。
あらかじめ決まった動きしかできないシステムトレードでは、このような柔軟な判断はできないでしょう。たとえば相場の急変が自分にとってチャンスと見れば売買数量を増やすことで爆益を狙うこともできますし、逆に売買数量を減らすことで損失を減らすこともできます。
あらかじめ決まった動きしかできないシステムトレードでは、このような柔軟な判断はできないでしょう。
通常の取引(裁量取引)のデメリット
一方で裁量取引では24時間相場を見続けることができないのがデメリットです。
そして感情を排除したトレードが難しいことも欠点になります。
人間には潜在的に、利益を得たい・儲けたい!という欲求があるため、合理的ではない判断によってかえって損失につながってしまうのです。
続いて自動売買(シストレ)のメリットを紹介します。
24時間利益を狙える
感情を排除した取引ができる
専門知識が不要
売買タイミングに迷わない
いますぐ始められる
FXは24時間ずっと眠らない市場です。 しかしトレードをするのが人間である以上、24時間ずっと張り付いておくことはできません。 一方の自動売買は、24時間常に動いており、自分の代わりに取引をしてくれます。 自分が寝ている間も遊んでいる間も、自動的に取引が行われるため、常に画面に張り付いている必要はありません。 なので、専業のトレーダーでなくても、1日中利益を狙うことができます。
自分自身でトレードを行う場合、どうしても感情的な取引をしてしまうことがあります。
利益を早く得たいあまり、早すぎる利益確定を行ってしまう
損失が確定することを恐れるあまり、決済ができない
自動売買(シストレ)では自分で自動売買を終わらせない限り、ルールに従って機械的な取引が行われます。 自動売買は、一度始めれば感情に流されることなく機械的なトレードが可能です。
設定型のシステムトレードを利用する場合、プログラミングからサーバーまで、パソコンに関連するさまざまな知識が求められます。 しかしリピート系や選択型の自動売買ツールであれば、あらかじめ用意されたストラテジー(戦略)を選択するだけで誰でも簡単に自動売買(シストレ)の導入が可能です。
FXをしていると、何度も「ここで損切りするのはもったいないかも……」という場面に出くわすことがあります。 ですが、そのような時に相場の分析結果ではなく、感情によって取引すると損をすることが多々あります。 迷っている間に絶好の売買ポイントを逃してしまうこともあるでしょう。 自動売買は設定したルールに従って粛々とシステムが注文を出してくれるので、感情で迷って売買タイミングを逃すことがありません。
FXの自動売買について「初期設定が面倒くさそう……」「始めるまでに乗り越えないといけないハードルが高そう……」というイメージを持つ人もいるのでは?? サービス内容によっても違いがあるものの、カンタン設定で自動売買を始められるものも数多くあります。 ランキングやおすすめからストラテジーを選ぶだけですぐに始められるのは、自動売買の大きなメリットです。
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